takeoriの日記

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買って最低だったBitcoin ねとけん Advent Calendar 2014 13日目

今週のお題「今年買ってよかったもの」〈2014年をふりかえる 2〉

この記事は ねとけん Advent Calendar 2014 13日目の記事です。

今年買って最低だったものを紹介します。

紹介するものはガジェットじゃ無いという意見もおありでしょうが、ガジェットはwikipediaには下記のように記載されています。

ガジェット (gadget) とは一般に道具、装置、仕掛けのこと。

紹介するものは通貨であり、通貨は人類の経済活動における中間媒体で(中略)道具だとかそんな感じの広義の意で認識して頂けるとありがたいです。

 

ということで買って最低だったものを紹介します。

 

Bitcoin

経緯としては、友人同士で冗談でファンド組成し、ハイリスク商品であるBitcoinに半ば冗談で投機したところ本当に冗談な事態になりました。ちなみに下記のファンドの話です。


かにとBitCoinと2ヶ月で消滅したファンドの話 - いぬビーム

2ヶ月で$1000強⇒$150となり購入価格の七分の一まで暴落、サイバー攻撃によって取引所が陥落、取引全面停止の末に取引所ごと消滅しました。その後は民事再生法適用を申請するも棄却され、ファンドの代表のところに債権者会議だか集会の面白お便りが届きました。ここでwikipediaのマウントゴックスの項目を見てみましょう。

2月28日、東京地方裁判所民事再生法の適用を申請、4月16日に東京地裁は債権者の多くが海外にいること、実態調査が進まないことから民事再生法適用申請を棄却、資産保全命令を出し、同月24日に同地裁は破産手続き開始を決めた。

「 債権者の多くは海外にいる」という身も蓋も無い文面で我々は一刀両断に切り捨てられており、知るかよという東京地裁及び関係各所の強いメッセージが込められています。

どれほどの割合だったかと言うと、日本経済新聞では顧客の99%以上が外国人で、日本人の割合は0.8%(約1000人)であることが報じられています。

顧客12万7000人の大半は外国人で、日本人は0.8%、約1000人という。

誤差レベルやないか。

 

総括

仮想通貨*1を購入したことも初めての経験ながら、通貨の価値が七分の一にまで暴落する体験も初めてですし、(仮想通貨ながら)通貨の取引全面停止も初めて、取引所が襲撃によって破壊されるのも初めてでした。

 

当たり前ですが政府保証は特に無いので政府も特に何もせず傍観であり、為す術なく仮想通貨は電子の藻屑となりました。転がり落ちるという意味ではまさにロックンロールであり、通貨が紙くずになる事例の電子版を味わえたという意味ではエキサイティングでプライスレスな体験と言えるでしょう。買って最低ですが買って良かったですね!

 

他のBitcoin取引所だと云々という話もあるでしょうが、政府が保証しない通貨、投機筋のおもちゃになるような通貨は買わない方が良いと思います。

*1:電子マネーではない