4DXガルパンはいいぞ
※この記事はガルパンおじさん以外の人に向けたものではありません。
※この記事はガルパンおじさん向けです。(表現を変えて2回目)
観てきた。
何というか…。ガルパンはカレーだった。4DXはライス。
4DXガルパンはカレーライスだった。
今までは、カレーライスの無い世界で、カレーのルーと具だけを食べて美味い美味いと言っていたに等しかった。これで完成した存在と思っていた。
しかし、そこに4DXという白米を組み合わせることで、互いの持ち味を活かし、高め合い、新たな次元へと昇華させていた、それが4DXガルパン。
ナン(爆音上映)を組み合わせるのも良し、白米(4DX)を組み合わせても良し、ガルパンはカレーだ。
そもそも、「戦車道には人生の大切なことがすべて詰まっとるんや!!これ以上、ガルパンに足すも引くも無いやろ。おんなじコンテンツで何度も何度も、そうは問屋が卸さんで!!」そういう意気込みで観に行ったんですよ。4DX初日の深夜上映。*1
※OVA映画館上映時の入場特典フィルム(ウサギさんチーム)
4DXガルパンは良かった。
4DXガルパンは観るアトラクション映画であり、ガンガン揺れる。震えながら揺れる、風が吹くし、雨が降る。戦車が前進して揺れる、超信地旋回して揺れる、砲弾を発射して揺れる、砲弾が掠めるとパシュパシュエアーが出る、被弾して揺れる、もくもくとスモークが出る、履帯が切れて揺れる、地形に合わせて座席が傾く、乗り物に合わせて揺れる、カメラワークに合わせて傾く。劇中に合わせて劇場でも火花が散る。4DXがほぼ全部入り。(流石に雪は降らない)
揺れ方も差異があって、「ロシアの戦車は乗り心地こんな感じなのか」「ああ、整地された場所や道路は走り易いな…」「自動車の揺れはちょっと物足りない」「ローズヒップの運転()」「ダージリン様こんなに揺れる中で紅茶飲むとか…」みたいなことが分かる。
西住ちゃんがキューポラから身体を出しているシーンでは揺れると同時に風が吹いて西住殿と一緒に居る気分になって「ミポリン大丈夫かな…」とミホーシャの身を案じたくなるし、一人称視点では戦車に乗っているかのように体験できる。これ以上は冗長になるので避けるけど、「プラウダ」「ボコ」「アンチョビ」あたりも良かった。(これで通じるはず)
あえて効果を付けてない(だろう)シーンもあるので、「なるほどね…ここは素材のみで勝負してきたか…」みたいな読み方も出来る。
ちなみに、友人の4DX映画おじさんはこんなことを書いていた。
ガルパン4DXで女子高生の香りやお風呂の匂いがする、なんてことは考えないほうがいい。
なるほど…こういう夢を抱くべきでは無いのか…、と思った皆さん。
入浴シーンでは香りがする。
↓こちらの香りでは無かったけどとにかく香りはする。
女の子の匂いは高級脂肪酸と安息香酸エストラジオールとのことなので、以前混ぜてみたら、本当に若い女性が歩いた後を通ったときに感じる「あの匂い」ができた
— くられ/れらく (@reraku) 2011, 7月 25
ということで、本当に良い4DXだった(4DX映画4作くらいしか見てないけど)。スタッフの愛が感じられた。戦車に通れない道はありません、という言葉通り、挑戦し期待に応えようとしてくれたスタッフの皆さんに敬意を表したい。サンクスは無くなるけどありがとう、と言いたい。*2
まとめると、4DXガルパン、Blu-rayでは体験できないこのアトラクションはいま劇場で体験しておくべきだと思う。
戦車道には人生の大切な全てのことが詰まってる、 でも多くの人がそれに気付かないんだ。
それでは皆さんパンツァー・フォー!
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*1:※ガルパンおじさん歴としてはTVシリーズをリアルタイムで観て、OVAの映画館上映を初日に観て、映画は劇場×2と立川極上爆音で観たくらい、戦車もなんとなく分かる程度。
*2:上記は特定の個人の感想であり、2/20のユナイテッド・シネマ豊洲23:20回最前列A-2席の感想です。
4DXは座席によって揺れやすさやスモーク、火花の効果範囲も変わります。劇場によってシャボン玉が出たり出なかったりもする(?)ようですが、それもまた戦車道として、みほまほの戦車道が違うように、それぞれ違うものだと受け止めつつ楽しみ方を見つけられれば良いですね。